ラフティングと生理について

ラフティングを予約されたお客様から生理でもラフティングに参加できますか?とご質問を受けます。
デリケートな部分なので、難しいのですが 結論で言いますと、参加可能です。
可能という言葉にしているのはお客様の体調次第という部分が大きい為です。
生理の症状や当日の体調は人によって大きく異なるため一概に参加できます!とはツアー主催者の方で言い切れないのです。そのため、参加可能とお答えします。

このページは生理でもラフティングに参加される方がどういった対応をしたり、どういった点に注意すればよいのかを記載しています。
ご参加を迷われている方は是非ご参考にしてください。

参加者と注意すべき点

では、どれくらいの方が生理中にラフティングに参加されているのか?と言いますと約8~9割です。これは意外な数字に感じた方もいらっしゃるかと思います。
女性ガイドもそうですが、お客様もそこまでデリケートにならずに参加しているようです。
しかし注意しないといけない点が何点かございます。

①一度川に出てしまうとなかなか体を休める場所がない
→ラフティングは激流をゴムボートで下っていくため、途中で体調が悪くなった際に体を休めるような場所が少なく、すぐに体を休めることが難しい場合があります。
特に夏場は日陰も限られているため、体調がすぐれない状態で直射日光を浴びる状態が続きます。もちろん緊急の場合は陸上のスタッフと連携し病院搬送も可能ですが、川から陸上の道路へ上がるわけですから足場の悪いところを歩かないといけません。

そういった点では、ある程度出発前の体調確認は重要だと言えるでしょう。
生理中は痛みや不快感を感じることはあるかもしれませんが、せっかくのツアーなのでなるべくリラックスして自然を楽しむことでそんなモヤモヤも解消されることもあるのではないでしょうか?

②当日の天候に注意する
→夏場に人気なラフティングは炎天下の中、2~3時間のツアーになるので、注意が必要です。もちろん生理中の方に限らず、体調の良い方も出発前には必ず水分補給は十分に行いましょう。年間を通すと弊社のツアーでも少ない人数ではありますが、軽度の熱中症になられる方がいらっしゃいます。
事前にお客様の体調を把握するためにも、弊社では参加承諾書を記入していただく際にお客様の体調を確認させていただいております。

もし、当日生理が心配な方やそれ以外にも相談したいことがあればその際に是非、ご相談ください。
また、気をつけるのは夏場だけではありません。
春や秋は気温も水温も夏に比べると低いです。
夏の勢いで泳いだり、遊んだりすると低体温症になることもあります。
川の上で体を温めることはとても難しく、限られています。
最悪ツアー後もしばらく寒く、なかなか動けないことになってしまうこともあるので十分注意しましょう。
結論、自分の体調に常にアンテナを張り、変化を敏感に感じ取る事が大切と言えるでしょう。

③体調不良を感じた場合はすぐにガイドに伝える
→女性から男性ガイドに伝えることは少し抵抗があるかもしれませんが、女性ガイドがいる場合もあるのでその場合は女性ガイドに相談してみてください。
もしいなかったとしても、体調の異変等を感じた場合はなるべく早めに相談してください。
ガイドはお客様全員の体調を全て把握できるわけではありません。
何か異常があった場合に備え、川の上には救急バッグ、水、レスキューキットを持っていっています。
熱中症や、体調不良、ケガ等の場合に相談していただくことで対応できることもあるはずです。
もしどうしても難しい場合は友達に相談するなどして、一人で抱え込まないようにしましょう。
また、場合によってはラフティングの最中に生理になってしまうこともあると思います。
そういった場合も慌てずに適切な対処をすることが必要です。決して無理せずにガイドに症状を伝え、なるべく措置を促してもらいましょう。
ツアー後に体調がすぐれない場合は特に感染症を防ぐため、手洗いうがいや清潔な服に着替えをするなどの対策をとりましょう。

参加する際の事前準備

では、事前に何を準備するとよいかを確認しましょう。
参加される予定の場合は下記の物があると良いでしょう。

①タンポンorナプキン
→ナプキンは水に濡れるとふくらみ違和感を感じることがあるので、なるべくタンポンを推奨します。多い日用が特におすすめです。
急な生理のために、トイレにも一部、タンポンをご用意しています。
タンポン

②生理薬
→もし心配な方がいらっしゃる場合は服用すると良いかもしれません。
体に合わない方もいらっしゃると思いますので、無理な服用はお勧めしません。医師や薬剤師の判断にしたがって服用しましょう。

③十分な水分
→生理に限らず、水分は必ず十分用意していきましょう。
特に夏場は普通にしていても体内の水分はどんどんなくなっていきます。
ラフティングで体は濡れていて気持ちいいけど、実は水分不足になっている。
なんてこともありますので、必ず十分な水分は準備しましょう。
④カイロ
→これはかなり個人的なおすすめになりますが、特に春や秋はこれがあるのとないので全然違います!ツアー後に痛みがある場合はおなかにカイロを貼って温めてあげてください。
また、生理痛に限らず体が冷えていることもあるのでいくつかあると非常に便利です。
夏場は不要かもしれませんが、春や秋は是非お試しください。

弊社女性ガイドより

女性ガイドメッセージ
【もじゃ】
まずは落ち着いてリラックスしてください。
お客様の安心のために私たちスタッフが同行します。
何でも相談していただけると幸いです。
私自身も今まで向き合ってきたので改善策を提案することもできると思います。
女性スタッフの私にしか相談できないこともあると思いますので、お気軽にお声がけください。
不安もあるかもしれませんが体調と相談して最善策を一緒に考えましょう!
少しでもお客様の力になれるよう頑張ります!


かべちゃん
【番長】
困った事があれば気軽にお声かけ下さい。
盛り上げも得意ですが、お客様の相談窓口としても活躍しています!
私は盛り上げたり、安全を管理するだけがガイドの役目じゃないと思います。
お客様の気持ちに寄り添うこともガイドの役目だと思うので、全力でサポートします。
一人で抱えずに相談していただき、不安が少しでもなくなれば嬉しいです。
一緒に改善することでお客様との距離も近づき、よりいいツアーに繋がると思います。
是非、お気軽にご相談ください!

まとめ

結論、生理中でも十分楽しんでいただけます!
その反面、ラフティングはアウトドアスポーツですので、不測の事態も起こり得ます。
決して無理のないように当日の体調と相談し、参加の有無を判断する必要があると言えます。
特に下記のポイントはしっかりと覚えておいてください。

・生理で不安な場合は一人で抱えずにガイドに相談する。
・当日、体調がすぐれない場合は無理をせずにツアーに参加しない選択肢も持つ。
・水分補給をしっかりと行い、体調の変化を感じ取るようにする。
・生理中に役に立つ荷物を確認し、準備をする。
・ツアー後に感染症対策を行い、清潔な服装に着替える。

当日を迎えるにあたって心配なこともあるかもしれませんが、せっかくのアウトドアアクティビティです。
無理をせずに大自然を楽しんでください。
皆さん!良いアウトドアツアーを!